バタバタと過ごしていたら、あっという間に5月も半ばを過ぎてしまいました。
新しい担当業務は出張が多く、県内各地の現場に行きます。高速道路を使う機会が増えました。
私はプライベートでは滅多に高速道路を使わないので、運転中は頭の中に「トップガン」のあの曲が流れてくるような緊張感…(笑)
現場に着いてからも、ほとんど初対面の人達とのやりとりで気を遣います。
そんなこんなで疲れが出たのか、今まで出たことのない皮膚炎が全身に出るようになってしまいました。
深夜までパソコンに向かうことも多かった前の担当業務よりは、屋外の現場に出られる分、楽しいと感じてはいるのですが…。
前置きはともかく、幸い、休日にはのんびり過ごすことができています。
5月上旬のこと、近所の古くからある公園を散歩しました。
3月に書いたブログ(思い出の花と偕楽園 - カラスとスローガン)で、キツネノカミソリやアマナの咲く斜面に生えていたこの植物。
ニリンソウと書いてしまったのですが、どことなく違和感があって、様子を見に行くと
なんとニリンソウではなく、トリカブトでした。芽吹いたばかりの頃は本当によく似ているんですねぇ…汗
それにしても、この生息密度。下の写真一面に生えています。
去年の晩夏に訪れた際には見当たらなかったので、花を咲かす前に草刈されてしまうのだと思いますが、観察を続けたいと思います。
近くの別の土手もなかなか良い場所で、在来種を中心とした植生が残っています。
湧水が染み出ている場所もあり、トリカブトのあった斜面より湿潤な環境です。
オトギリソウの可愛らしい芽が。昨年、花を確認しています。
これはタカトウダイですかね。
ウマノアシガタに八重のものが混じっていました。
土手の上にある雑木林に移動します。
ホウチャクソウの群落がありました。今の分類では、イヌサフラン科でしたね。
あのコルチカムと同じ科とは。
↑参考 コルチカム(イヌサフラン)
タチシオデが薄緑色の花を咲かせていました。普通のシオデとともに「山のアスパラガス」と呼ばれ食用になります。
誰か知っている人がいるようで、少し折り取られた跡がありました。
雑木林の縁には、ギンリョウソウが咲いていました。
腐生植物の代表として有名です。菌類から栄養を得て生活しているため、葉緑体を持ちません。
たぶん、自宅から最も近いギンリョウソウの自生です。
雌蕊の先端が青い瞳のようで、ぎろりと睨まれているような。
変な奴だけど、好きなんだよなぁ。
【おまけ】
間近で見られたのは初めてなので嬉しいです。