カラスとスローガン

小さな世界から

茨城県植物園 沈床園最後の日

6月最後の日、茨城県植物園に行ってきました。

7月からリニューアルのため、来年春まで休園となります。

 

園の顔とも言える「沈床園」。f:id:saiwai326:20240701231517j:image

リニューアルに伴い無くなるということで、今回が見納めとなります。

花壇の花は抜き取って配布されていて、だいぶ少なくなっていました。(私も帰りにサルビア等をいただきました。)

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バラ園。旬を過ぎましたがまだ奇麗に咲いているものもあります。

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熱帯植物館。

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昔は植物園の入園料とは別に、ここでも入館料がかかりました。

いくらだったか覚えていないですが、親にダメと言われて、入れなかったことも何度かあります(笑)

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ここでお姉さんがチケットを売っていました。

 

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温室の入り口付近にある大水槽。

私もかつてこの水槽に張り付いていた少年の一人です。

水中にはエキゾチックな水草が茂り、熱帯魚が泳いでいます。

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詳細な種名は分かりませんが、アヌビアスの仲間(サトイモ科)だと思います。

子供の頃、仏炎苞のついた白い花を水中で咲かせているのを見て、こんな植物があるのだと驚きました。

 

温室の中は熱帯果樹や花木などが茂り、気分はジャングル探検です。

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バニラ。ランの仲間で、収穫した種子鞘を発酵させる等の加工をすると、バニラの香りが生じます。

リニューアル後は「バニラドーム」となって、主役に抜擢されるようです。(うーん何故にバニラ?)

 

ジャボチカバ。幹から直接花と果実がつく果樹です。

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マレーシアシャクナゲ。南の方にもシャクナゲ仲間がいるんですねぇ。

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ランの仲間たち。エレベーターホールのところに色々な種類のランが飾ってあって、良い香りが漂っていました。

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温室を登っていきます。

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ジャングルを見下ろす感じが良いです。f:id:saiwai326:20240703212021j:image

壁に着生しているのはポトスです。観葉植物でお馴染みですが、本来こんなに大きくなる植物です。f:id:saiwai326:20240703212104j:image

中央に鎮座するのはタビビトノキ。扇形の葉の向きで旅人が方角を見極めたことが名前の由来だとか。高さのある温室だからこそできる魅せ方ですね。f:id:saiwai326:20240703212332j:image

 

熱帯植物館を出ます。

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ジャカランダ。世界三大花木のひとつです。

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名札を見るのを忘れてしまいましたが、花の形からネムの仲間だと思います。f:id:saiwai326:20240703213701j:image

ガクアジサイも咲いて。


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沈床園の花壇から貰ってきたサルビアは、自宅の庭に植えました。

日当たりイマイチな庭に連れてきてしまってごめんね。

こういう夏空が見たかっただろうに。f:id:saiwai326:20240703212625j:image

 

私信:

ジノ。( id:xjino)様、 ネタ被りお許しください…。私も行く予定だったのです。

日立にて

電車に乗って日立駅まで。f:id:saiwai326:20240623175225j:image

駅舎はガラス張りで、ばーんと海が見えます。

ちなみに、左側に見える突き出した部分はカフェになっています。この日も賑わっていました。

少し周辺を散策してみましょう。

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動物園の方に抜ける道の歩道にパンダが。f:id:saiwai326:20240623190832j:image

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路地の先にシビックセンターのドーム部分が見えます。科学館や音楽ホールなどが入った複合施設です。学生の時、プラネタリウムを観に来たことがありました。

 

昼時になったので、通りかかった喫茶店に入りました。

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なかなか雰囲気のある店です。f:id:saiwai326:20240623184013j:image

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年季の入った皿に乗ったホットサンド。さっくり焼けていて美味しかったです。

 

散策を続けます。街中に池のある公園がありました。

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傍らには弁財天。この場所「弁天町」の由来だそうです。

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看板によると、かつては清水が湧き出していたようです。

残念ながら池は緑色に濁っており、往事の面影はありませんでした。(亀が沢山いました。)

 

駅まで戻ってきました。

たしか海に降りていける道があったなぁと思い、駅の裏手の坂を下ると…

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河口に出ました。日立鉱山の方から流れてくる宮田川という川です。

右に見える岩は「笠置島」と呼ぶそうです。

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浜に出ました。海上にはバイパスが通っています。

主に礫で出来た浜です。石英の塊はありましたが、メノウや玉髄はありませんでした。

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これは鉱滓でしょうか。

ハマボッスが小さな群落をつくっていました。

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サクラソウオカトラノオ属。

今の時期、野山に咲くオカトラノオや庭先にも生えるコナスビと同属です。久しぶりに見ました。

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ただの土手かと思ったら、ほとんど鉄屑やゴミで出来ているようです。そんな所にもハマヒルガオが逞しく生えていました。

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しばらく浜辺を散策しました。f:id:saiwai326:20240623221033j:image

帰りの電車の中に潮の香りを持ち込んでしまったかもしれません。

 

【おまけ】

海岸に行く機会が何度かあった6月でした。

県内のとある海岸で見た植物を。

ハマヒルガオ
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盛りを過ぎて果実が多くなっていました。

ハマボウフウ

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悪い人に採られたり、車に踏まれたりしませんように。

シロヨモギ

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漂着物が集まっているあたりに生えていました。

コウボウムギ

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地味ですが結構好きな植物。

長閑な砂浜の風景に欠かせない存在だと思います。

 

4月のこと

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ある公園で。

今時はこんな事にまで看板を立てないといかんのかと呆れつつ…

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人物に対して妙に写実的な栗がじわじわ来ます(笑)

 

 

それはそうと、桜川市の古刹、施無畏山小山寺(富谷観音)を訪れました。

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前に一度来たことがありますが、仁王門の装飾が素敵なのです。

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天井には花々の絵が。

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青い花は、テッセンでしょうか。

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仁王像。格子の隙間から。

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すみません、失礼しました。

 

石段脇から湧き出ている清水の傍らにある石像は「倶利伽羅竜王」。不動明王の化身とされているそうです。

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石段を登ると広い境内があり、本堂、三重塔などがあります。

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謂れは分かりませんが、本堂には絵が掛けられています。

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シャガの花が咲いていました。

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三重塔にもヤマザクラが彩りを添えて。f:id:saiwai326:20240429171320j:image

境内からは筑波山が見えます。手前の丘がちょうどぱかんと割れたようになっているのが気になります。

 

寺から少し離れた場所に、展望台があります。f:id:saiwai326:20240429171736j:image

桜川市(岩瀬)の街が見渡せます。f:id:saiwai326:20240429181745j:image

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春色の大パノラマ。爽やかな春風が吹いていました。

 

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庭で育てているヤマシャクヤクです。

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何年か前にホームセンターで買ったものです。

栽培は難しいと聞きますが、年々大きくなって、今年は3輪咲きました。

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ニリンソウも一緒に育てていて、キンポウゲ科同士仲良く…なんて言いそうになりましたが、ヤマシャクヤクはボタン科なんですよね、今は。


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4月ももう終わりです。

春があっという間に過ぎていきます。

 

【おまけ】

メノウ拾いは成果がありました。
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こぶし大の玉髄。

久しぶりに大きいのを見つけました。(置いてきましたが。)

場所にもよりますが、昔はこういうのがホイホイ拾えたんですけどね。

 

小さいですけど、凄いのが。

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さざれた面を上にして落ちていたので、ひっくり返した時に思わず声が出ました。うわぁ。

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こんなメノウはジノ。さんのブログでしか見たことがありません。

良い出会いがありました。

公園まで

またまた来ました、水戸市植物公園。

春爛漫です。

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ヒメツルニチニチソウがこんなに咲いているのは初めて見ました。

 

薬草園に咲いていたシュンランとカタクリf:id:saiwai326:20240404202242j:image
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背が低いのなんのって。

カタクリは更に俯いて咲いているので、超ローアングルで頑張らなくてはいけません…。通りかかったファミリーに変な気を遣わせてしまった。

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クリスマスローズの花期はもうすぐ終わりです。雄蕊が無くなって、萼が薄緑色に変わった花が多くなってきました。

 

熱帯果樹温室へ。

f:id:saiwai326:20240404203855j:image斑入りバナナは実も斑入りですね。

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うわぁ…。

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温室を出たらビオラからの視線を感じました。


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ここは植物公園の好きな場所のひとつ。北欧の湖畔のような風景です。

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昔は池の上に道があったのですが、今は基礎だけが残って鴨の休み場になっています。

 

おや?
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夕陽に輝いて見えたのは、オキナグサでした。f:id:saiwai326:20240406165200j:imagef:id:saiwai326:20240406165244j:image

シックな色合いが素敵です。

 

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林内ではバイモが風に揺れていました。

 

観賞大温室を通ってゲートに戻ります。

ちょうどヒスイカズラが咲いていました。f:id:saiwai326:20240406165803j:image

小さな藤棚のように仕立ててある場所があって、やや狭いですが中に座ることができます。
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滝の横に下がっているのはまだ蕾でした。咲いたら良い感じになりそうです。

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ゲートまで戻ってきました。

日中は暖かかったのですが、少し風が冷たくなりました。

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ここには、よく猫がいます。

猫はあんまり好きじゃないけれど、写真写りだけは良いのがなぁ。
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2枚目の年間パスポートがもうすぐ満了します。

もちろん、更新する予定です。

もっと評価されてもいいと思う反面、いつまでも静かで心安らぐ公園であって欲しいとも思うのです。

 

 

【おまけ】

今年も水戸市内某所のアマナを見てきました。f:id:saiwai326:20240406175949j:imagef:id:saiwai326:20240406180035j:imagef:id:saiwai326:20240406180113j:imagef:id:saiwai326:20240406180759j:image

群落自体は結構広いのですが、花を咲かせているのはあまり多くありません。栄養状態もあまり良くなさそうな気が…。

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トリカブト、今年もごっそり芽生えました。

でも、この後刈られちゃうんだろうなぁ。

春分の頃

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ここはとある河川敷。

晴れていますが、花粉と砂埃で霞んでいます。

花粉症はそれほど酷くない私ですが、この日は朝からくしゃみが止まりませんでした…。f:id:saiwai326:20240320192014j:image

他には誰もいません。河原貸切りです。

ゆっくり探せそうです。

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ちょっとオレンジ。

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約1時間で2個。ボウズじゃなかっただけで御の字です。

 

奇妙な石も見つけました。

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石英脈の隙間に細かな水晶が育って、その後割れるか磨耗して表面に露出したものじゃないかと思うのですが、どうでしょう。

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ザラザラで大根がおろせそうです。

 

別の日。

お彼岸の墓参りの帰りに立ち寄った森で。f:id:saiwai326:20240320205400j:imageアズマイチゲがぽつんと咲いていました。

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天気は下り坂。この後すぐに雨が降り始めました。

季節の変わり目らしく、天気が安定しないですね。

 

【おまけ】

水戸市上国井町にある大井戸湧水池を訪れました。

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崖下に清らかな水を湛えた池があります。

駐車場所は無いので、車は道に停めるほかありません。長居するには歩いて行くのが良いでしょう。f:id:saiwai326:20240320213509j:image

…すごく沈みそうな橋ですが、案外丈夫でした。

橋の先にある井筒を覗き込むと、底から砂を巻き上げながら水が湧き出ていました。

 

 

 

 

 

 

 

ザリガニいたの気づきました?

日々のうた

最近のあれこれを。

ベトナム原産の椿「ハイドゥン」が咲きました。

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かつてベトナムでは、旧正月「テト」に飾る花だったようです。

この冬はちょうどその頃に咲き始めました。f:id:saiwai326:20240217211025j:image

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蕾も可愛らしい。

摘蕾(蕾の間引き)をしていますが、こんなに咲かせて大丈夫かちょっと心配。

 

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その後、次々に開花しました。

買ってきた時より枝数も増えて背も高くなり、立派な姿になりました。

※撮影のためにベランダに出していますが、寒さに弱いので冬は屋内管理しています。

 

 

話は変わって、水戸の下市方面までお散歩をした日のこと。

吉田神社のすぐ近くで、栗田緑園という公園を見つけました。

浅い沼というか、湿地があります。崖下なので湧水があるのかもしれません。

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何やら気になるアプローチ。f:id:saiwai326:20240217214332j:image

斜面を登る道は何通りかあります。そんなに広くはないですが、奥行きがあるつくりです。

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これは。

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コンクリートの平たい構造物の上に、割られたオニグルミの殼が散乱しています。f:id:saiwai326:20240217215619j:image

ご丁寧に割りやすそうな石が集めてあって、遺跡みたいです(笑)

自分も小学校の頃、クルミで遊んだり、割って食べたりしたので懐かしいです。

 

斜面を登りきると、広場に出ました。

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オニグルミの木があります。さっきのはここで拾ったのかな。

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一対の祠が鎮座しておりました。

 

帰り道の斜面で、ニリンソウの芽を見つけました。

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これはジロボウエンゴサクかな。
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この緑地の謂われが書かれた石碑がありました。f:id:saiwai326:20240218143508j:image

栗田家の屋敷跡が水戸市に寄贈されてできたそうです。

だから、家神様のような祠や、利用価値のあるオニグルミの木があったのですね。

植生も面白そうなので、また改めて訪れたいと思います。

 

まれ石

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ある日のことです。

散歩でいつもより足を伸ばし、水戸市内のとある川沿いを歩きました。

子供の頃、ガサ入れ…岸辺の草のあるところを網でガサガサして魚をとることですが、そういう遊びをした川です。

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懐かしい気持ちで流れを眺めていると、小さいながらも河原があることに気がつきました。

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河原があれば、石を見てみたくなる性です。

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砂混じりで、泥を被っていない良い河原です。

久慈川だったらメノウがありそうだなぁ、なんて。

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これは白っぽいチャートかな。

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冬でも青々とした葉を広げているのは、たぶんオオカワヂシャ。

道行く人からの視線が気になるので、そろそろ河原を後にしようと思ったとき、足元に見つけたのがこれでした。

 

 

 

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無色ですが、なかなか綺麗な玉髄です。

まさか、本当にあるとは。

(あまりの驚きに、拾ったときの写真を撮り忘れてしまいました。)

周囲を探してみると、あとひとつ、小さいものを見つけました。

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実は以前、水戸市内の別の川でも珪化木を拾ったことがありました。

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部分的に玉髄が入っています。

 

この珪化木を拾った川も、今回玉髄を拾った川も水戸市内…それもほぼ市街地の中で完結する小河川です。

久慈川のように流域に鉱脈があって、そこから流れてくる訳ではないでしょう。

恐らく、かつて那珂川あたりが運搬・堆積させた礫層(上市礫層など)の中に、玉髄や珪化木が含まれているのではないかと考えています。

ただ、もともと含まれる数も少なく、礫層が露出、または削り出されて堆積したような探しやすいポイントも少ないので、見つかるのは極めて稀ではないかと思います。

珍しいものに出会えました。

 

 

 

 

 

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ちなみに、ブラックライトで蛍光します。