カラスとスローガン

小さな世界から

皆既月食と天王星食

昨夜は皆既月食と、その最中に起こる天王星食。

ここしばらく、毎日少しずつ満ちていく月を見ながら楽しみにしてきました。

「今日は定時ダッシュして準備するぞぉ」と意気込んでいたのですが、急に県西方面への出張が入ってしまい、月の出は出張先で迎えることになってしまいました。

ただ、筑波山から昇る満月を見られたのは、ちょっと得した気分になりました。

 

結局帰宅できたのは19時半ごろで、すでに皆既食に入っていました。

大学時代からの相棒であるドブソニアン式望遠鏡「ホワイティー・ドブ」を急いで庭に出しました。

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さあ、見てみましょう。

※望遠鏡なので上下は逆になっています。

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月の近くに見えている星が2つあります。予習が不十分だったので、「どっちが天王星?」となったのは秘密です(笑)

星図を確認して、正解は右上だと分かったのですが、低倍率で見た感じでは普通の恒星と区別がつきません。

天王星の明るさは5~6等級なので、小型の望遠鏡や双眼鏡でも見える明るさではあるのですが、他の星に紛れてしまうので、今回のように月や、他の明るい恒星・惑星などに接近した時でないと、見つけるのは難しいものです。

私も、確信を持って天王星を捉えたのはこれが初めてです。

天王星皆既月食中の月に隠される瞬間を動画で撮影することができました。

はてなブログには動画は貼り付けられないので、GIFにしました。ちゃんと動きますかね?

天王星が月から出てくる瞬間は、自分の目で見届けました。

皆既食が終わり、月が明るさを取り戻し始めていたので、視界が霞んで少し見辛かったです。

満月に戻っていく月。

地球の輪郭がよく分かります。

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大学時代に、天文サークルの仲間たちでグラウンドに集まって、皆既月食を見たことがありました。

凍てつく夜でしたが、あの日もよく晴れていて、ワイワイ話をしながら夜空を見上げたのは良い思い出になっています。

相棒ホワイティー・ドブも、先輩に車で運んでもらって大活躍でした。

みんな、元気にしているだろうか。

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そういえば、ブログ開設1周年を迎えることができました。

偶然にも、2つ目の記事は昨年の11月8日。金星食の記事でした。

今後とも宜しくお願い申し上げます。