先日、北茨城市を訪れました。
まず行ったのが、六角堂。
海辺の岩場に建てられた六角形の建物で、明治時代に文人・思想家である岡倉天心が、思索の場所として建てたものです。
六角堂につながる小径は、両側の土手が苔に覆われてなかなか趣があります。
肝心な六角堂の外観は撮り忘れてしまいました…。
少し歪みのある窓硝子を通して見る水平線と空が素敵です。
室内は板張で、中央に炉があるだけの質素なつくりです。なお、中には入れません。
入江の向こう側にある五浦岬公園に展望台があるようなので、行ってみました。
灯台の下の駐車場に車を停めて歩きます。
秋空の下、白亜の灯台が立っていました。
灯台は好きな建造物のひとつです。
灯台守になって岬に住む妄想をしたり。
海をバックに咲くカンナというのもなかなかありませんね。
階段の柵にヘクソカズラがきれいに絡まっていました。
遊歩道脇の崖に生えていたシダ。
少し調べてみましたが、種類はよく分かりませんでした。シダは難しいです。
展望台からはさっきまで居た六角堂が見下ろせ、さながら箱庭のような景色です。
夏の終わりの海は、どこか哀しみを含んだ色をしていました。