山の日の連休は、何年振りかの家族旅行でした。
コロナ禍以前から、長らく家族全員揃っての旅行はしていなかったのですが、兄の発案でトントン拍子に話が進みました。
栃木県のさくら市(喜連川)に宿をとり、温泉に入ったりとゆっくり過ごせました。
ホテルには小さな展望室があって、なだらかな丘が連なる塩那丘陵(喜連川丘陵)が見渡せました。
タワーのある「お丸山公園」が見えます。
近くなので、散歩に行ってみました。
公園までは小高い丘の上の一本道です。
5分くらい歩いて、お丸山公園に着きました。
名前から分かるように、城跡につくられた公園です。
タワーには登れません。
震災で大被害を受け、展望台としての営業再開は断念されたようです。
そんなに古い施設ではなさそうなのですが。
タワー敷地内は草ぼうぼうで寂しいムードです。
かつては公園と市街地を結ぶエレベーターまであったそうです。
そのエレベーター発着所跡の天井を見ると、1頭の蝶が休んでいました。ヒカゲチョウでしょうか。
タワーに登れないのは残念ですが、公園はよく管理されています。
見下ろす市街地の眺めもなかなか。桜並木があるので、春の眺めは素晴らしいことでしょう。
城郭も立派で驚きました。
壕に橋が渡してあるのですが、結構深いので少し足がすくみます。
ちょっとした散策を楽しめました。
宿をチェックアウトした後、那須塩原方面に足を伸ばし、大沼園地という自然公園を訪れました。
駐車場脇にミヤマウズラが咲いていました。
こちらも見慣れない植物。後で調べてみましたが、タニタデのようです。
湿原には木道があります。
暑いですが、風が吹き抜けて爽やかです。
大木が根こそぎ倒れていました。
「木の根の裏側が見られます」との看板。確かになかなか見られるものではありませんね。
倒木の苔マットの上に、唐笠お化けがいました。
湿地の奥は沼になっています。なんだか七ツ洞公園みたいな景色だと思ったのは内緒…(笑)
ミズオトギリの群落。
帰り道の林内で、思わぬ植物に出会いました。
ミヤマツチトリモチ。知らなければキノコと思う人も多いでしょう。異形の寄生植物です。
まさか、実物を見られる日が来るとは思いませんでした。
【おまけ】
別の日に、那須町の笹平湿地に行ってきました。
以前記事にした「那須芦野・石の美術館 STONE PLAZA」からもう少し北上したところにあります。
↓以前の記事
山あいにある小さな湿地です。
サギソウが自生する場所として知られています。
良い写真を撮るためか、木道から離れて湿原内に踏み跡ができていたのか残念でした。
サワシロギク
コオニユリが遠くに咲いていました。
初めて自生するモウセンゴケを見られて感動でした。