梅雨が明けました。
夕方までは雲が多かったのですが、日没頃には快晴になったので、水戸市の隣にある城里町まで星の写真を撮りに行きました。
行ったのは、「城里町総合野外活動センター ふれあいの里」という、キャンプ場やバンガロー、天文台などがある施設の近くです。
盛況のようで、キャンプサイトには沢山の灯りが見え、敷地内はバーベキュー場からの白煙が立ち込めていました。
空き地に車を停めて、空の様子を見ます。
北側や西側は比較的暗いのですが、南東側は水戸市街があるので、光害が酷いです。
空気があまり澄んでいないようで、なおのこと光が拡散しています。
いて座付近。左上に南斗六星が見えます。
写真中央から右下に向けて白っぽいモヤモヤがあると思いますが、これが天の川です。
本当は太っとい天の川が写るはずなのですが、街明かりに埋もれています。
さそり座。画角いっぱいに、少し右に傾いたゆるやかなS字型の星の並びが分かるかと思います。
一番明るくて赤い星がアンタレスで、さそりの心臓に例えられている1等星です。
もう少し露出時間を長くすればより多くの星を写せるのですが、昼間のように明るくなってしまうので悩ましいところです。
こと座付近。こと座は小さな星座ですが、平行四辺形に正三角形がくっついたような端正な形をしていて好きです。
夏の大三角も撮りたいのですが、持っているレンズでは画角に入りきりません。
広角レンズが欲しいなぁ。
ただ、星座ひとつを大きく写せるので、構図次第では迫力のある撮り方ができるというメリットもあります。
カシオペア座に昇るような階段。
これを撮れたので、ひとまず満足です。
帰り道、キャンプ場から出る道を車で走っていたら、イノシシに遭遇しました。
大型犬くらいの大きさで、後ろから来た私の車を大して恐れることなく、ゆっくりと山林に入っていきました。
次はもう少し暗いところに行きたいです。
※撮影には、星を滲まして星の粒を大きく写す「プロソフトンクリア」というフィルターを使用しています。