前にも記事にしましたが、昼休みに職場周辺で植物を観察しています。
同僚にも時々その姿を目撃されていて、何をしているのか怪しまれていると思います…(笑)
しばらく前に、農道脇の土手にウマノスズクサが生えていることに気がつきました。
触れると独特の匂いがします。ノウゼンハレン(ナスタチウム)みたいな感じで、私は不快な匂いとは思いません。
ラッパ状の形をした奇妙な花をつけるのですが、まだ見られていません。 花が咲く段階になる前に刈られてしまうようです。
ウマノスズクサと言えば…
ジャコウアゲハの幼虫、で良いですかね?
成長を見守るつもりでしたが、この写真を撮ってから程なくして、草刈りされてしまいました。
でも、この土手は草刈りの刈高が高めなので、低いところの葉は残っているようです。
難を逃れた者がいると良いのですが。
農道脇のフェンスに、結実しているヒルガオを見つけました。
他の個体の花粉が付かないと結実しないはずなので、隣が違う個体なのでしょうか。アサガオ並によく結実しています。
前にオトギリソウを見つけた、少し湿り気があって、苔が生えている良い感じの土手があります。
他の草に見え隠れするように咲く、小さく繊細な花を見つけました。
花の大きさは直径3ミリくらい。草丈は高いものでも10センチくらいしかありません。見覚えがない花で困惑しました。
葉は根元付近にだけにあります。(ピンボケですが)
色々調べた末に、アイナエという植物だと分かりました。
マチン科…? 科も馴染みがありません。
遠くオーストラリアにまで分布する植物ですが、在来種だそうです。
キバナノマツバニンジン。アマ科の植物で北アメリカからの帰化植物です。
残念ながら花は閉じていました。1日のうち数時間しか開かないそうです。
カナビキソウ。子供の頃に読んだ図鑑に載っていたのを思い出しました。本物を見るのは初めてです。
ツクバネと同じビャクダン科で、半寄生植物です。
確かに、果実の先の出っ張りが開いたらツクバネっぽいかもしれません。
職場の敷地内で見つけたカラスノゴマ。
帰化植物かと思いましたが、意外にも在来種。モロヘイヤに少し似ています。
花は葉に隠れるように咲くので、黄色の割にあまり目立ちません。
図鑑でしか見たことのない植物を実際に見つけた時、全く分からない植物に遭遇した時って本当にワクワクします。
次は、どんな植物に出会えるだろうか。
(おまけ)
昨夜は中秋の名月でした。
水戸の街に月、昇る。
望遠鏡でも見ました。満月の時は太陽光が真正面から当たるため、クレーターに影ができず、地形の起伏は分かりにくくなります。
そのかわり、クレーターから放射状に伸びる光条(レイ)などは一層白く輝いて見えます。
夜風も吹いていて、良い夜でした。